学校長挨拶

『志』を高く、そして弛まぬ努力で未来を切り拓く

 江戸川女子は創立以来、「教養ある堅実な女性の育成」を建学の精神として、女子教育が後回しにされていた時代から崇高な理念を掲げ、時代に合わせた解釈を加えながら、知性と品性を備えた「自立した人」の育成をめざした教育を実践してきました。まもなく90年の節目を迎えますが、日々の目標となる校訓「誠実・明朗・喜働」は今もって継承しています。「喜働」という言葉は造語で、何事にも創意工夫を凝らし、自分にも他者にもより良い結果をもたらすように考え行動することが求められています。


 一人ひとりが自分を冷静に分析し、自分はどう生きたいのか、何をしたいのか、何を身につけたいのかを真剣に考えて「志」を高く掲げ、弛まぬ努力を続けてくれることを願っています。一つずつ課題を乗り越えるたびに目標に近づき、更に志を高く掲げることができるようになり、自分自身に対して自信が持てるようになることを期待しています。


 しかしながら、一人で何かを成しえることはなかなか難しいと言わざるを得ません。新しい出会いは良き友を得る絶好の機会です。自ら行動を起こし、共に成長していける関わりを積極的に築いていきましょう。良い関係とは、何事にも寛容な姿勢を示すことではありません。時に理解し合えず議論となることも成長には必要であり、議論することを避けていては、考えを深めることに繋がりません。また一方的に聞き役に徹しているだけでは得られるものが少なく、関係性が深まることもないために、気がつけば人は離れていくケースも多くなります。一人で学び身につけることと、他者から受ける刺激に触発されて行動を起こすことの両面からの成長を期待しています。


 本校の文化祭あるいは学校説明会、学校見学にお気軽に足をお運びいただき、勉強や学校行事、課外活動に生き生きと取り組む生徒たちの姿をご覧ください。心よりお待ちしております。

学校長  菊池 今次