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2021.01.21教育活動

【理科】冬期講習に生物実験講座を開講しました

2020年12月23~26日の冬期講習期間に、高校1・2年生対象に生物実験講座を開講しました。

実験内容は、以下の3本立てで行いました。

・ブタの腎臓の解剖

「(担当教諭より)講習に参加した生徒の多くが、実験が始まる前から楽しみにしていた様子で、目をキラキラさせながら一生懸命にブタの腎臓と向かい合っていました。普段の授業で学んだ腎臓の働き・構造などの知識と、目の前にある実際の腎臓を比較し、知識と経験が結びついていく感覚を味わったのではないかと思います。メスやピンセットを用いて、本当に器用に解剖し、とても丁寧に扱っている姿から、腎臓といえど一つの命を扱っていることもしっかり意識して取り組んでいました。」

 

・微生物の培養と観察

「(担当教諭より)微生物は目に見えないということもあり、良くないものというイメージを持たれがちですが、そのイメージを払拭したい、ということで、身近な食品を用いて、納豆菌・乳酸菌・酵母菌・麹菌を培養してもらいました。たった1日培養しただけで肉眼で見えるコロニーという状態になることに驚いている生徒も多くいました。また、培養した微生物を顕微鏡を用いて観察することで、ほんの微量スライドガラスにのせただけでも膨大な数の細胞が見られる、ということを実感してもらえました。」

・PCRとDNA電気泳動

「(担当教諭より)教科書には出てくるけどやったことない、でも大学生になったらよくやる、しかも最近ニュースでよく聞くPCRとPCRで増幅したDNAの確認を電気泳動で行いました。みんな同じ手順で実験をしているのに、電気泳動の結果が各班違っていて考察のしがいがありました!DNAのようなミクロなものを扱う実験の難しさを感じてもらえたとも思います。」

 

授業で既に学習した分野を実際に観察して理解を深めたり、将来大学に進学した際に知っておくと役立つ実験を先取りでやってみたり、普段の授業ではなかなかできない実験にじっくり取り組むことができました。

みんなとても楽しそうに取り組んでいました。(中にはブタの腎臓と記念撮影なんて子も!)

次回の講習期間の実験も是非お楽しみに!