本校を卒業し、社会の様々なフィールドで活躍する自立した女性たち。そんな先輩たちの「あの頃と今と未来を」綴る卒業生STORY。
高校2年生のカナダ修学旅行が、客室乗務員を目指すきっかけに。

- 伊藤 沙空
- 令和元年度卒業生 日本航空株式会社勤務 明治大学 文学部 文学科 英米文学専攻卒業
私は真面目にコツコツと物事を進める性格であり、江戸女の教育風土は私にとても合っていたと思います。6年間を通じて段階的に学びを取り入れられるカリキュラムなので、日々目の前の課題を一つずつクリアすることで、大きな成果を上げることができました。他の学校と比べると課題は多かったものの、それをこなすことで成長を実感することができました。 現在、客室乗務員として勤務しており、今後は国際線にも乗務する予定です。この職業を志したきっかけの一つが、高校2年生の時に参加したカナダへの修学旅行です。英語を使って何かをすることに楽しさを感じ、客室乗務員を目指すようになりました。また、6年間バトン部で活動したことも貴重な経験です。仲間としっかりコミュニケーションをとりながら目標を達成した経験は、現在の仕事にも大いに役立っています。
イキイキ活動する生徒たちと優しい先生。女子校への偏見が見事にくつがえされました。

- K.H
- 東京女子医科大学 医学部 医学科
江戸川女子に入学する前は「女子校は人間関係が複雑そうで大変だろうな」と思っていました。でも、入学してみるとその偏見は見事にくつがえされました。クラスメイトはみんな明るくイキイキとしていて、何でも一所懸命に取り組む子が多かったです。先生方も優しく接してくださって、クラスメイトと同じように、進路から学校生活のことまでなんでも相談できる環境でした。私は質問するのが苦手なタイプなのですが、卒業する頃には小さなことでも先生にすぐに質問できるようになりました。先生もそんな私の性格を理解していて、見守っていてくださったのだと思います。 部活は6年間バドミントン部に所属しました。「大会を勝ち上がるぞ」という1つの目標に向かって、先輩も後輩もみんなで一致団結して練習に励めたのが良かったですね。江戸女は質の高い学びだけではなく、面倒見の良い先生と一緒に頑張れる仲間に恵まれた学校だと思います。
江戸女で育まれた「根気強く取り組む姿勢」は、仕事に就いてからも生かされています。

- 竹内 悠華
- 平成25年度卒業生 株式会社U-NEXT勤務 早稲田大学 基幹理工学部 電子物理システム学科 卒業
江戸女で得られた一番の宝物は吹奏楽部の仲間です。6年間という時間を家族よりも長く過ごした仲間とは、現在でもなんでも話せる大切な親友です。大学受験が近づくにつれて、将来に焦りや不安を感じることもありましたが、同じように部活動に没頭しながら勉強にも懸命に取り組む仲間の姿に刺激を受け、自分も頑張ることができました。学生生活を通して、人や物事に対して真摯に向き合う姿勢を学ぶことができたと思います。 また、将来を見据えた決断をするための力と勇気も江戸女で得られた財産です。進学先については最後まで迷っていた私の背中を担任の先生や家族が押してくれました。大学は理系の学部に進学しましたが、自分の"好き”が強いものに携わりたいという思いから、演奏者としても鑑賞者としても夢中になっていた音楽に携わる道を選びました。これからも自分次第でどんな仕事も人生も選択していると思うので、それを実現するための力を高めていきたいです!