【中学理科】特別実験講習 第1ターム5日目「スルメイカの解剖」
講習最終日は、「スルメイカの解剖」です。
(注:スクロールしていくと、生のスルメイカの写真があります。)
生徒は「この講習が一番楽しみだったんです~!」と、
実験が始まる時間より早く教室に来て、机の上に並べられているスルメイカに夢中な様子。
「先生!このイカは生きていますか?」 「お魚売り場のにおいがする~」
「どうやって泳ぐんですか?!」 「寄生虫はいますか?!」 「口はどこですか??」
始まる前から質問攻めです。
理科を学ぶには、とにかく自分でやってみて、経験をすることが一番!
さっそく実験をスタートしましょう。
▲解剖前のスルメイカ
まずは、イカのからだのつくりを観察して、目・口・うで・外とう膜・ろうとを確認します。
その後、ろうと側を手前にして、外とう膜を切り開き、えら・消化管・肝臓の観察もします。
▲生徒が解剖したスルメイカ
今回はスルメイカの血液の色も確認しました。
ある薬品をかけると・・・イカのえらや心臓、血管の色がみるみる変わるのです。
さて、私たち哺乳類との違いをみつけられるでしょうか。
▲ある薬品をかけたスルメイカ
~生徒の感想~
(1年生)タコの血液が青色なことは知っていたけれど、イカの血液も青いのは意外でした。イカの脳を探したけれど、見つけられなかったことが、ちょっと悔しかったです。イカの口には、「カラストンビ」がついているのが、面白いなと思いました。
(1年生)生のイカを触ったことがなかったから、とても面白かった!血液の色が青に変わったり、胃の中のものが灰色だったり、不思議なことがいっぱいあった。
(2年生)イカの解剖を素手でやったので、手がベトベトになりました。(解剖を進めていくと)肝臓の色がピンク色で、胃の中は黒色なことに気が付きました。胃の中のものを触ると、ザラザラしていて、まるで砂利を触っているような感じでした。えらを過酸化水素水に浸した瞬間に、うすいオレンジぽい色から青色に変わり、とても面白いと思いました!
5日間の実験では、様々な発見があって楽しかったです♪ ありがとうございました!!
生徒の感想にもありましたが、5日間の実験講習を経験したことで、物事の見方が変わったはずです。普段は気にならないことでも、ちょっと意識をするだけで身近なところに理科の不思議を見つけることができますね。
この5日間は、先生たちの方が、生徒のみなさんの純粋な視点に気づかされることがたくさんありました。実験から得られた結果をもとに、自分たちで考え考察している姿や、浮かんだ疑問に対して真剣に悩んでいる様子、皆さんのその姿勢がとてもかっこよかったですよ。
講習に参加してくれた皆さん、感染対策をしながら、班の仲間と協力して、目の前のことに集中して取り組んでくれて、本当にどうもありがとうございました!
学年を超えて仲が深まり、この夏期講習はお互いにとって、いい時間になりましたね。
さて、第2タームも理科の実験講習は行われています!
メンバーを変えて、同じ内容を行いますので、次回はダイジェスト版でお送りいたします。
お楽しみに!