ニュース
2021.07.23教育活動

【中学理科】特別実験講習 第1ターム1日目「カタクチイワシ(煮干し)の解剖」

中学理科では夏休みを使って、1,2年生合併の理科特別実験講習を行っています。

 

 この講習は、普段の授業では扱えない実験を多く取り入れ、理科に対する探究心を深めていくものです。ただ受講するだけでなく、生徒たちにとって有意義な時間となるよう、実験の中でみつけた疑問や課題を、学年を跨いだ班の仲間と積極的に解決していく力を身につけていきます。感染予防対策をしながら、一所懸命に取り組んでいます。

 

1日目の内容は、カタクチイワシ(煮干し)の解剖です。

 

 教室に入った生徒は、早速においを嗅ぎつけ「先生!解剖が終わったら食べてもいいですか?」と、これから解剖をするカタクチイワシに興味津々の様子。もちろん食べることはしませんが、普段あまりじろじろと見ることない煮干しに目を凝らし、そして細かく解剖をして、ヒトと魚類の違いを感じながら、多くのことを学んだ様子です。

 

~生徒の感想~

 

(1年生)

 今回、解剖をしてみて魚の特徴や器官の名前が覚えられました。改めて魚や生物への感謝を感じました。今回学んだ解剖の仕方を生かして、(今後)魚を調理するときに色んな器官を取り出せるようにしたいです。ピンセットなどで器官を取り出していくことや、器官の長さや大きさを比べることがとても楽しかったです。

まとめ

 ・生き物には、思いも知れないほどたくさんの種類の器官がある。

 ・解剖をしてみたら、新しい発見があるかもしれない。

 ・生き物への感謝をいつだって忘れてはいけない。

 

(2年生)

 人間の臓器と同じ名前なのに、色や形が違い、魚にも筋肉や卵巣、精巣がしっかりあったのが意外でした。小さな魚なので扱うのが大変でしたが、たくさんの臓器があったので、普段食べたりしているものもしっかり生きているんだなぁと改めて実感できました。コロナ禍で素敵な経験をさせて下さり、ありがとうございます。

 

(2年生)

 魚の解剖をしたことがなかったので、初めての経験にワクワクしました。最初、気持ち悪いだろうなぁと思っていて正直、受講しようか悩んでいたけれど体験して楽しかったです!普段、食卓に出ている煮干しの構造を調べてみて、様々な発見があって面白かったです!コロナ禍なので、あまり他学年と関わることが少ない状況で、この講習で話したり、一緒に書いたりして楽しかったです!

 

 

 先生たちは、生のマイワシの解剖もしてみました。捌くのとは、違って難しいものですね。

初めて実験をする生徒の表情や熱中ぶりには、いつも驚かされます。生徒のもつ素直な心、理科に対する視点を、先生たちも見習っていきたいものです。

 

 

さて、次回は「電池のしくみ」を学びます。お楽しみに!